2025-10-21

久留米大学医学部医学科2年生が実習に来ました~Part1~

 この度、9/1(月)~9/12(金)に掛けまして、久留米大学医学部医学科2年生が、医療・保険・福祉及び関連施設で「地域で必要とされる医師について学ぶ」ため、学外施設体験学習に来られました。
実習中は、当院の他、住用診療所・笠利診療所の先生方にもご協力頂きました。ありがとうございます。
 実習の感想や奄美の印象をお伺いしましたので、Part1、2に分けまして、ご紹介したいと思います。

9/1(月)~9/5(金)は男性「中村さん」「亀沢さん」2名をご紹介します。

~中村さん~
 実習を通して、離島医療について多くのことを学ぶことができました。診察の見学や問診の体験、訪問診療やデイケアの見学など、5日間という短い期間でしたが、さまざまな場面を経験させていただき、大変勉強になりました。笠利診療所や住用診療所など複数の施設での見学もできたことも非常に貴重な経験でした。また、先生方が島の医療をどのように維持し、次の世代へ引き継いでいくかを真剣に考えておられる姿に深く感銘を受けました。
 奄美大島は海がとても綺麗で自然が豊かなところという印象でした。奄美大島に滞在する中で奄美大島独自の文化を感じる場面が多くあり 人と人との繋がりの強さをとても感じました。お料理も初めて食べるものが多く、とても美味しかったです。観光は最終日にカヌーをしたことが1番印象に残っています。今回学ばせていただいたことを今後に活かしてまいります。短い時間ではありましたがありがとうございました。

~亀澤さん~
 今回の1週間の実習を通して、離島での医療に特徴的な点をいくつも知ることができたと思います。患者さんと医師は病気のことだけでなく、日常生活のことに関しても会話が広がっていて、日頃から信頼関係が築かれていることが分かりました。診療所の往診などにも同行させて頂いたのですが、その時にコーヒーやお菓子をごちそうになった時には驚きました。特に往診などでは、患者さんと医師という感じではなく、まさに家族のような感じでした。問診や処置室の見学・体験は、すべてが初めての経験でとても新鮮で、難しくはありましたがなんとかやりきることができました。ただ、この難しさも実際に経験したからこそ分かるものだと思うので良かったです。
 見学を通して、これは併設されているデイケアの見学の際にも感じたことですが、利用者さん一人一人の現状に寄り添った対応をしていると思いました。これが先ほどの信頼関係にもつながっているのだと納得しました。専門医の更新なども最近では離島でもできるようになってきているということをお伺いして、自分の今後の選択肢の一つとして離島での医療も考えたいと思いました。
 去年奄美大島を訪れたことがあったので、その時にも感じたことですが、住んでいる皆さんが本当にフレンドリーで温かい方ばかりだと思いました。また、奄美大島は自然が豊かで、自分達はカヌー体験をしたのみでしたが、帰るときにもう少し滞在したかったなと思える所だと思いました。冬も寒さが厳しくなく、10℃を下回る日は数えるほどしかないとのことでしたので、本当に暮らしやすい所だと思います。想像していたより飲食店も種類が豊富で、どの料理も美味しかったです。今回の実習で学んだことを生かして、良医になれるよう今後も精進していきたいと思います。


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